犯人予測せずに読むべし「マスカレード・ナイト」。売れ線を量産する才能がスゴイ東野圭吾氏、健在

本記事のリンクには広告が含まれています。
SPONSORED LINK

東野圭吾「マスカレード・ナイト」の表紙

あいかわらずおもしろい東野圭吾作品。あいかわらず楽しめたマスカレードシリーズ。
売れ線(いい意味で)作品を量産し続ける才能と、読者の期待と編集者の締切という毎回のプレッシャーを乗り越え続ける精神力は圧倒的です(想像)。

→ Amazonで「マスカレード・ナイト」をチェックする

SPONSORED LINK
目次

「マスカレード・ナイト」東野圭吾

マスカレード・ホテル」「マスカレード・イブ」に続く、ホテルコルテシア東京を舞台にしたシリーズ第3弾。コルテシア東京を舞台に、山岸と新田の名コンビ?が難事件に挑みます。

【あらすじ】
若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。
犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!?ホテルウーマン山岸尚美と刑事新田浩介のコンビ、再び――。
(集英社公式サイトより)

漢字先入観が強いので、このシリーズを読むと「山岸尚美=西田尚美」「新田浩介=新井浩行+なぜか西島秀俊」が脳内で演技してしまう…。

「マスカレード・ナイト」を読んでみて

レビューを見ると前2作よりも(東野圭吾さんとしては)評価が少し低めだった。低評価をつけている人の意見も分からなくもない。でも僕はその部分も楽しんで読めました。

確かに読みながら犯人を推理する人にとってはアンフェアかもしれませんが、そもそも僕は推理小説やサスペンスのとき、犯人予測を一切しません。「コイツが犯人かよ~!」のギャップ欲しさゆえに。

そしてこの「マスカレード・ナイト」は特に、犯人予測をしない方がいいかも。アンフェアな部分もあるし、犯人が分かっても、それ以外のトリックだったり相関関係だったりの方がおもしろかったから。犯人はサイコパス気味で、東野圭吾作品の登場人物っぽくない気はしたかな。

個人的には能勢刑事に注目。絶対続編があるだろうから、その時はまた新田+能勢のサブコンビを期待しています。

あわせて読みたい
東野圭吾の最高傑作「容疑者Xの献身」。やられた感たっぷりの読了感 『容疑者Xの献身』以外でも、「白夜行」「秘密」「流星の絆」「マスカレード・ホテル」などの大ヒット作を連発してきた、人気と実力を誇る稀代のミステリー作家、東野圭...
SPONSORED LINK
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次