京浜急行電鉄株式会社をはじめとする京急グループ11社は、みなとみらい21中央地区56-1街区において建設を進めている新本社ビル「京急グループ本社」に、2019年9月17日(火)から順次移転し、10月28日(月)に入居予定の全グループ企業の移転が完了する予定です。
また施設内には、京急グループの企業ミュージアム「京急ミュージアム(仮称)」、みなとみらい地区における子育て支援施設として「認可保育所」を併設します。
「京急グループ本社」への移転について
グループ企業11社・約1,200名を集約し、グループの業務効率の向上を図るとともに、グループ内のさらなる連携を強化します。横浜エリアは、当社の前身である京浜電気鉄道と湘南電気鉄道が結節した歴史ある地であり、当社沿線の中間にも位置することから、司令塔の役割として沿線の活性化を実現するための「エリア戦略」をリードしていきます。
「京急グループ本社」の施設概要
神奈川県横浜市西区高島1-2-8
※横浜駅下車 徒歩7分
高さ85.55m、地下2階・地上18階・塔屋1階、敷地面積2,603.91㎡、延床面積 25,831.99㎡
京急グループの企業ミュージアム「京急ミュージアム(仮称)」、みなとみらい地区における子育て支援施設として「認可保育所」を併設します。
「京急グループ本社」入居企業
※()内は現所在地
- 京浜急行電鉄株式会社(東京都港区高輪)
- 京浜急行バス株式会社(東京都港区高輪)
- 京急不動産株式会社(東京都港区高輪)
- 株式会社京急イーエックスイン(東京都港区高輪)
- 株式会社京急アドエンタープライズ(横浜市港南区上大岡西)
- 株式会社京急ストア(東京都港区高輪)
- 株式会社京急リブコ(神奈川県川崎市川崎区港町)
- 京急サービス株式会社(横浜市港南区上大岡西)
- 株式会社京急システム(東京都港区高輪)
- 株式会社京急ビルマネジメント(東京都港区高輪)
- 株式会社京急ビジネス(東京都港区高輪)
京急ミュージアム(仮称)
“本物を見て、触れて、楽しい京急が凝縮した施設”というわけで、京急ミュージアム(仮称)の開館プロジェクトが進行中です。
ミュージアムには、デハ230形が展示予定。
「デハ230形」って何?
1930年に湘南電気鉄道のデ1形車両として登場しました(湘南電気鉄道は1941年、京浜電気鉄道と合併)。
その後の太平洋戦争や、戦後の混乱期など苦難な時期を乗り切り、高度経済成長の大量輸送時代を経験したデハ230形ですが、続々と登場する新型車両に主役の座を譲り、1978年には全車が廃車となりました。この度、京急ミュージアム(仮称)に展示するデハ230形は、1979年より埼玉県川口市に保存されていたデハ236号車で、関係のみなさまのご理解とご協力により譲渡いただき、2017年より京急電鉄で復元作業を進めてきた車両です。
京急電鉄の礎であり昭和の承認でもあるデハ230形車両をぜひご覧ください。
そうなんです埼玉県川口市の公園に保管されていたのを譲渡されたんです。
復元のため、埼玉県から神奈川県横須賀市の工場へ。
もうほぼ復元も終わり、京急グループ本社ビルのオープンを待っています。
京急ミュージアム(仮称)には、この展示のほか鉄道シミュレーション、バスネットワーク、ワークショップスペースなども設けられる予定。ただし、小さなミュージアムのため、開館からしばらくは事前申し込み制となる場合があるそうです。
京急ミュージアム(仮称)の告知チラシ
隣の資生堂S/PARKもオープンしたことだし、みなとみらいの再開発がどんどん開業に向かっていきます。京急は他にもみなとみらい関連で手がけるものがあるので…イケイケです。
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