家と職場の距離が遠いと「強制的に電車読書の時間が取れて良い」と考える1201( 1201yokohama)です。
とは言え、最近は電車の乗車時間が極端に減ったので、イコール読書時間もガツンと減りました。
時間は作るものなので、なんとか合間を見て読書時間を作っていますが…全然足りていない。
本業がWEBデザイナー(兼 ディレクター 兼 何でも雑用係)なので、デザイン関係の実用書、好きな警察小説、漫画、致知…を読んでいる今日この頃。
そもそも…「致知」ってご存知ですか?
一言で表現すると「人間学雑誌」です。
各界各分野で道を切り開いた人物の体験談を紹介している月刊誌「致知(ちち)」のこと。
誌名『致知』の由来
『致知』という名前は東洋の古典『大学』にある「格物致知(かくぶつちち)」に由来します。 とかく現代人は、知識や情報にばかり囚われがちですが、頭で分かっているだけの知識や情報はあまり役に立ちません。体験することによって初めて、その知識や情報は生きる力になると言えるでしょう。 実践を通して本物の知恵を身につける、という意味を込めて、誌名を『致知』と名づけました。
致知出版社公式サイト「初めての方へ」
月刊誌「致知」の特徴
「致知」が他の雑誌と異なる点は…
- 1978年創刊、日本で唯一人間学が学べる月刊誌
- 書店では購入できないけど、11万人を超える定期購読者数
- 日本一プレゼントされている月刊誌
- 全国1,200社の企業が社員教育に採用
- 稲盛和夫氏、王貞治氏、鈴木敏文氏、鍵山秀三郎氏…著名人も愛読
といったところでしょうか。
書店には置いてないにもかかわらず11万人を超える定期購読者数に加えて、親から子へ、上司から部下へ、先輩から後輩へ、先生から生徒へ…さまざまな形で毎月3万人以上の方々が「致知」の年間贈呈を利用しているそうです。
あと、登場人物がとにかく豪華!
経済、スポーツ、学術、政治、教育など、各界を代表する著名な識者が登場しますし、その方々も愛読者というから豪華極まりない。
やはり“何かしらの分野で突き抜けた人”の言葉は重みがあるし、説得力があります。
毎号、特集テーマに沿った対談も掲載されているのが楽しくて(=勉強になって)、いろんな言葉・漢字の勉強にもなるんですよね。
一番印象に残っている特集テーマは、「看脚下(かんきゃっか)」。
“脚下を看よ”という言葉から転じて「足もとに注意せよ」「自分の立ち位置を見失うな」といった意味合いで使われます。禅語のようです。新しい言葉を覚えられる機会でもあります。
とにかくありがたいお言葉や、ためになる考え方・意識など、人生や仕事を成功させるための秘訣が詰まっている雑誌。
月刊誌「致知」はこんな人におすすめ
- 本気で仕事で成功したい人
- 部下や子供へ教育をする立場の人
- 異業種の話を聞きたい人
- 社内環境を変えたい人
- 人間学を勉強したい人
↑これに1つでも当てはまる人(特に最初の項目に当てはまる人)は、ぜひ読んでみて下さい。
僕は、父親が2019年に定期購読プレゼントをしてくれたことで「致知」の存在を知り、今現在も読んでいます。
父からの「致知」です…w
致知別冊「母」という本もあります。
定期購読で、しかも書店に販売してなくて、1冊が安くはない(あの情報量なら決して高くないと思いますが)…なので、定期購読がむずかしいという方は、無料メルマガもいいですし、何と言ってもおすすめは、過去のインタビュー記事から365人の著名人の話を切り取った「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」です!
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」
何と言っても、読みやすい。
まさに1日1話、日めくり形式で読め、365日で読破できます。
さらに月刊誌「致知」のインタビュー記事なので、とにかく登場人物が豪華。
- 王貞治(福岡ソフトバンクホークス球団会長)プロは絶対ミスをしてはいけない
- 小野二郎(すきやばし次郎主人)教えてもらったことは忘れる
- 佐藤可士和(クリエイティブディレクター)ヒット商品を生み出す秘訣
- 羽生善治(将棋棋士)自分の状態を測るリトマス試験紙
- 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長)「おかげさま」と「身から出たサビ」
- 鬼塚喜八郎(アシックス社長)経営者の人間学とは修羅場を経験すること
- 安藤忠雄(建築家)一度は死に物狂いで物事に打ち込んでみる
- 山下智茂(星陵高等学校副校長・野球部監督)松井秀喜の才能を花開かせたもの
- 安岡正篤(東洋思想家)人物の条件
- 黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)修練と勇気、あとはゴミ
- 髙田明(ジャパネットたかた創業者)一所懸命やらなかったことを失敗という
- 孫正義(日本ソフトバンク社長)脳みそがちぎれるほど考えろ
- 白鵬翔(第69代横綱)“たまたま”ということはない
1話の量も見開き半ページと多くないので、1話だけ読もうと思ってても2、3、4話と止まらなくなるほどです。
仕事を成功させる秘訣
大成していない僕が言うのもなんですが…笑。
月刊誌「致知」と書籍「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」を読み倒して僕が思う、成功者の教えに共通している点は2つ。
- 利他の心を持て
- 死にもの狂いで取り組め
これに尽きると思います。
自分さえ良ければいいという、対義の利己的な考えではなく、周りのため、会社のため、家族のため、好きな人のため…周りの人を喜ばせる・周りの人を敬うことが重要。
そして②については致知出版社社長も、社長あいさつで引用されているように、
十年一区切り必死の二年、といいます。物事が成功するには十年が必要だが、ただ十年あればいいのではない。その間、寝食を忘れた必死の二年がなければ物事は成就しない。
致知出版社公式サイト:社長メッセージ
という言葉がすべて。
「この仕事で成功したい!」と覚悟を決めたら「四六時中、細胞レベルでそのことを考え続け、成功するまで死にもの狂いで取り組め」ということですね。
言い回しや表現は違えど、仕事で成功した人は共通して言っていることが多いと感じました。
特に後者。僕も覚悟が足りてないと痛感します…。
自分を振り返る、良いツールです。
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」は。
電車内広告で発見。
このときは22万部ですが、現在は28万部突破し、Amazonでもベストセラーに(2021年5月時点)。
これなら定期購読できない人でも1冊に凝縮されているし、書店でも、それこそAmazonでも購入できますよ!
1日1話、1日7円で“成功者の思想を学べる”と思ったら、破格です。
ほんとに。
他にも致知出版社からは、大人なら読むべき本!みたいなのがたくさん出ていて、おすすめです。
ちなみに、致知別冊として「母」というのもあります。
↓小さいお子さんがいる方には、この本もおすすめ!うちもマイペースに実践しています。