横浜市は、中区・南区・磯子区にまたがる米軍根岸住宅地区の跡地利用基本計画策定に向け、計画案をまとめました。
土地利用計画(ゾーニング)では、住宅跡地を「文教ゾーン」「住宅地等ゾーン」「森林公園ゾーン」の3つに分け、文教ゾーンは横浜市立大学医学部および市大附属2病院を再整備する最有力候補地としています。
■追記(2024.2.20)==
横浜市大付属の2病院は、南区浦舟地区に集約する方向で検討されていると発表されました。
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米軍根岸住宅地区の跡地利用について
■文教ゾーン
横浜市立大学医学部および市大附属2病院の再整備(が有力)
【追記】2024.2.20
横浜市立大学付属病院(金沢区福浦)と市大付属市民総合医療センター(南区浦舟町)の機能を南区・浦舟地区に集約し、付属病院に隣接している医学部と研究施設は米軍根岸住宅地区(中、南、磯子区)に移転させる方向で検討が進められていると発表されました。
■住宅地ゾーン
JR根岸駅や地下鉄ブルーライン吉野町駅からのアクセスに配慮しつつ緑に囲まれた高台という特性を生かしたゆとりある質の高い住宅地の整備
■森林公園ゾーン
ふれあい広場や旧一等馬見所などのゾーンと一体的に利用できるように根岸森林公園の拡張
公共交通によるアクセス向上
根岸住宅地区は鉄道駅から約1kmに位置しているものの高低差約50mの高台にあること、また周辺市街地の状況を踏まえると、新たな軌道などによる公共交通機関の整備よりもバス交通を基本として、本地区周辺の鉄道駅からのアクセス性の向上を図ります。
また、地区内の交通手段として、環境負荷の低減や、文教施設、公共・公益施設、住宅などの土地利用を踏まえ、パーソナルモビリティや自動運転といった交通環境の変革について、実施時期を見据えながら対応を検討していきます。
米軍根岸住宅地区の跡地利用のまとめ
根岸住宅地区の返還時期は明確になっていませんが、早期に引き渡し、跡地が利用できるよう国による原状回復作業が行われる予定です。
同時に、2020年度の跡地利用基本計画の策定後、事業計画案の作成(環境影響評価・都市計画手続き)を進め、都市計画の正式な決定を経て、10年~15年程度で土地利用の開始を目指しています。
まだ正式決定ではないので、新しい情報が出たら随時更新していこうと思います。
※返還時期が未定のため、今後の流れは返還時期等により変わる可能性があります。