みなとみらいに「神奈川大学(神大)」の新しいキャンパスの建設が、2018年10月から始まりました。「ニトリみなとみらい店」の横ですね。
建物の完成予定は2020年11月ですが、学部移転など本格的な稼働は2021年4月から順次スタート。
1~3階部分には地域住民や社会人、観光客が利用できる交流エリアを整備。吹き抜けのある開放的な1階部分には約5,000冊の書籍などを配置し、誰でも自由に利用できます。
現在の湘南ひらつかキャンパスにある2つの学部も移転予定。
・経営学部→みなとみらいキャンパスへ ※2021年4月予定
・理学部→横浜キャンパスへ ※2023年4月予定
学部移転後の湘南キャンパスの利活用は「(理学部移転後の)2023年を目途に計画の策定を進める」としていますが、平塚市側は「学生による消費の縮小や路線バス減便による交通利便性の低下」と危惧し、大学側に何らかの形でキャンパス利用を継続して欲しいと要望しているそうです。
神奈川大学みなとみらいキャンパス
神奈川大学は1928年、横浜市中区桜木町に開設された「横濱学院」が礎となっているので今回の新キャンパス開設は、ある意味”凱旋”とも言えるのかも。
神奈川大学「みなとみらいキャンパス」施設概要
■名称
学校法人神奈川大学みなとみらいキャンパス
■所在地
横浜市西区みなとみらい4-5-1、同番2、同番5
■建築規模
高さ約98m、地上21階、地下1階
■完成時期
2020年11月竣工予定(学部移転は2021年4月予定)
■建築用途
大学施設、研究施設
(1階~3階)賑わいの交流ゾーン
ワールド・ビュッフェ、体験展示エリア、グローバルラウンジ、産官学連携・地域交流ラウンジ、多目的ホール、神奈川大学エクステンションセンター、託児施設、図書館、ラーニングコモンズ、ブックカフェ、レセプションルーム等
(4階~5階)管理施設ゾーン
(6階~20階)教育・研究ゾーン
教育ゾーン:講義室・演習室など
研究ゾーン:研究所・研究センター、共同研究室、研究室など
※学校法人神奈川大学記者発表資料(2017年4月12日付)より。内容は今後、変更になる可能性もあります。
1階~3階の交流ゾーンは一般開放されます。
神奈川大学「みなとみらいキャンパス」学部新設・移転
神奈川大学は本体の「横浜キャンパス(六角橋)」と「湘南ひらつかキャンパス」に分かれていますが、「みなとみらいキャンパス」の開設により「国際日本学部」という学部が新設され、さらに学部移転も予定されています。
グローバル系の学部がみなとみらいに集結するそうです(2021年4月)。
2023年4月以降のキャンパス構成はこんな感じ。
・国際日本学部
・外国語学部
・経営学部
※「国際経営学部」へ名称変更を構想中。
・New 国際日本学部(2020年4月設置予定→2021年4月移転予定)
・法学部
・経済学部
・外国語学部(2021年4月みなとみらいへ移転予定)
・人間科学部
・工学部
・理学部(2023年4月湘南ひらつかから移転予定)
・経営学部(2021年4月みなとみらいへ移転予定)
・理学部(2023年4月横浜へ移転予定)
湘南ひらつかキャンパス移転後の跡地利用は、まだ未定のようです。
神奈川大学「みなとみらいキャンパス」が完成するまで
神大みなとみらいキャンパス建設開始前から完成までの写真を、定期的に更新していたので当時のコメントとともに紹介します。
2018年10月の様子
2019年3月の様子
教育機関が完成したら昼間のみなとみらい人口が一気に上昇しますね。それにつれて周辺の商業施設も充実してくれれば嬉しいな。
2019年11月の様子
2020年4月の様子
海側から撮影した1枚。
着々と進みます。
2020年7月の様子
学部移転は先ですが、建物の完成は2020年11月なので残り約4ヶ月!
2020年11月の様子
2020年11月に建物完成予定だったので、これにてようやく工事完了になるのかな。
2021年4月より本格稼働となります。