ナメていました、万葉倶楽部…さん。
横浜みなとみらいエリアはよく行くので、ワールドポーターズの横にある「熱海・湯河原温泉 万葉倶楽部 横浜みなとみらい」の存在はずっと知っていました。
だがしかし、ちょっといいスーパー銭湯なんでしょ?くらいにしか思っていませんでした。15年くらい。すいません。
このたび、新たにできた商業施設「南町田グランベリーパーク」に行く機会があり、近くの宿泊施設を探していたところ「東京・湯河原温泉 万葉の湯 町田館」くらいしかなく、「東名の横浜町田んとこか!あ、あそこ宿泊できるんだ?」のノリで泊まってきました。
実際に泊まってみたら、
なんだ、ただの最高な極楽じゃないか。
「ここは極楽なのかな…」と何度か思ったので、宿泊体験をレポートします。
万葉の湯初心者に向けた感じなのでヘビーユーザーの方には物足りない内容と思います。
万葉倶楽部(万葉の湯)とは?
「万葉の湯」または「万葉倶楽部」として“都市の温泉郷”を全国展開している日帰りおよび宿泊温泉施設です。
第1号店舗は1997年にオープンした、今回紹介する「東京・湯河原温泉 万葉の湯 町田館」。
もともとスーパー銭湯的な会社なのかと思っていましたが、運営の万葉倶楽部株式会社は、小田原にある写真現像などを手掛ける日本ジャンボー株式会社がルーツなんだそうです。
これからの事業拡大を見込んで新規参入するために設立されたのが、万葉倶楽部株式会社。
写真DPEチェーンから温浴施設とは…なかなかの異業種参入ですが、現在は全国展開しているので大成功ですよね。
そしてこの施設の特徴は、源泉をタンクローリーで輸送している“温泉”であること。
施設ごとに異なりますが、「万葉の湯 町田館」は湯河原の源泉を使用しています。
運んでるってスゴイ。
万葉の湯 町田館の宿泊体験レポート
1997年に開業した「万葉の湯 町田館」。
「開業22年でこんなキレイなの…」とクレンリネスの脅威を感じていましたが、国道16号の拡張に伴い2011年に全面建て替えされているそう。
リニューアルオープンでした。
でも館内のキレイさ、清潔さは何度か感じたのでそこは力を入れているんでしょうね。
「町田」と命名されているものの、東名高速横浜町田インターのところで、もはや神奈川です(僕の中で)。
そして最寄駅は、急行が停まるようになった東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅。
2019年に開業した商業施設「南町田グランベリーパーク」に直結の開放感ある駅。グランベリーパーク自体もかなり良かったので、合わせて行くのもおすすめ!
「万葉の湯 町田館」まで徒歩約12分ほどで着きますし、駅から無料送迎のシャトルバスも出ています(後述)。
万葉の湯 町田館のチェックイン(17:00〜)
フロントは7階にあるのでチェックインしましょう。
カウンターの奥まで進みます。
宿泊の場合、部屋のカードキーと更衣ロッカーキー(リストバンド)を1人1セットもらいます。
大人2名なのにカードキー1枚しかくれないホテルもたまにあるので嬉しい。
滞在中は、大浴場にある(リストバンドの番号と同じ)ロッカーを使うことができます。
宿泊者じゃない方は、このロッカーが滞在中の荷物置き場ってことですね。
館内の清算は、ほぼこのリストバンドで行い、退館時に一括自動清算されるというスグレもの。食事も売店もゲームコーナーも全部リストバンドで行えるので便利!コインランドリーの自動販売機はお金清算だったけれど…
チェックイン時間17:00、チェックアウト時間11:00となっていますが、入館は朝10:00からできますし、チェックアウト後も館内に滞在して入浴したりリラックスルームを利用することができるので超絶ありがたい。
あ、ちなみに、
靴はロッカーではなく、シューズバッグに入れて持ち歩きます。
靴は大浴場の更衣ロッカーに入れておいても大丈夫ですが、宿泊の場合は部屋まで持って行きましょう。
入口で靴を脱ぐので、客室も廊下もすべて土足厳禁。
当然ながらエレベーター内も。
館内すべて土足厳禁って、清潔維持の観点から言っても合理的だと思う。
この日は、17:00少し前に到着したので館内で少しだけ時間をつぶしました。
7階のフロント前には足湯庭園がありました。
ライトアップがキレイ。
晴れている日は富士山が見えるそうな。
防寒着も用意があるので寒い日でも問題なし。
万葉の湯 町田館の客室
では、いざ入室!
僕と妻と4歳の息子の3人なので、ツインの部屋に。奥にはソファベッドらしきソファも。
19平米にしては広い。
というのも万葉の湯の各部屋には、
お風呂がありません。
シャワーもありません。
その分、部屋が広く取られているんですかね。
トイレと洗面台はあります。
そして充実のアメニティ。
バスタオルや浴衣は大浴場にあるのでご心配なく。
部屋にお風呂が欲しい方は露天風呂付き客室 or 特別室を予約しよう。
万葉の湯 町田館の温泉施設【6階】
ではでは、お待ちかねの大浴場へ!
これが楽しみで来たと言っても過言ではない。
「万葉の湯 町田館」の湯処は6階にあります。
大浴場入口前には浴衣と作務衣から選べる、よりどり見どりの館内着が。
男用、女用、キッズ用、すべてそろっていますし、浴衣だけでもいろんな柄や色があるので女性は楽しいかもしれませんね。
ここには貸出用ポーチもあるので、ロッカーに荷物を入れた後に小さい貴重品だけを持って館内をプラプラ滞在するときは便利。
では、いざお風呂へ!
さすがに脱衣所・大浴場は写真撮影NGなので、写真なしで書いていきます。
まずはリストバンドと同じロッカーを探して荷物をすべて入れます。
■浴衣やタオル
浴衣は先ほどの入口前の置き場で選んで、フェイスタオルやバスタオルは脱衣所に山積みされているので、必要な分だけとって使いましょう。
■自動販売機
お風呂上がりの定番、瓶入りの牛乳なども自販機で販売していますが、別の自販機には下着類も売っていまいた。もちろん両方ともリストバンド清算。
■大浴場
本物の名湯が味わえる大浴場。
露天風呂には石風呂、寝湯、浅湯の4種が、内湯は内風呂と水素風呂、水風呂の3種があります。
ミストサウナや高温サウナもあり、ロウリュウも行われていました。
湯河原温泉 効能一覧
泉質・成分 ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩泉
弱アルカリ性 低張性 高温泉
【浴用効能】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え性、痔疾、健康増進、病後回復期、疲労回復
湯河原温泉の本物の温泉を運んできているので効能もなかなかよろしいですな。
大浴場を利用した感想
お風呂が最高なのは当然ながら、そこそこ利用者の多い時間に入ったにも関わらず、脱衣場の床がキレイだったのが意外だった。
利用者の多い時間帯だと、水があったり落ちた髪の毛が散見したりすることが多いけれど、そういうのが全然なかった。清掃の人がしっかりしているのもあるだろうし、床掃除用にクイックルワイパー的なものがちょこちょこ置いてあったのも理由なのかな。
温泉は好きだけれどスーパー銭湯的なところには全然行かない僕。
いい温泉であっても脱衣所の床は汚いときもあるから…
大浴場 営業時間
午前5:00〜翌朝午前3:30
<清掃時間のご案内>
大浴場 午前3:30〜午前5:00
脱衣所 午前4:00〜午前5:00
上記時間は清掃の為、ご利用頂けません。
他の湯処としては、小さなお子様連れでも他の人に気兼ねすることなく温泉を堪能できる貸切風呂(3室・宿泊者専用)、露天風呂付き客室・特別室、岩盤浴 心石庵(7階)、足湯庭園(7階)があります。
万葉の湯 町田館の食事(夕食・朝食ビュッフェ)【5階】
食事に行くときも、部屋のカードキーと更衣ロッカーキー(リストバンド)は持って行きましょう。というか部屋から出るときは両方持ち歩こう。
とにかく食事の仕組みが分からなかった…。
のでちょっと説明してみましょう。
万葉の湯 町田館の夕食
宿泊プランに夕食はついていませんでしたが、部屋に落ち着いてグランベリーパークとかに戻るのは面倒だったので、館内で食べよう!とあいなりました。
食べる場所は2ヶ所あります。
1つが半個室のお食事処 万葉庵(11:30~23:00)と、もう1つが、
座敷&テーブル席の無料休憩所 憩い処(24時間営業)。
ともに5階の同じフロアにあります。
食事の内容は同じで、ただ席の種類が違うくらいです。
今回は無料休憩所の方で食べました。
まずは席を取りましょう。
値札がついたご飯やおかずが並んでいるので、好きなものを取ってリストバンドで会計します。
そのまま席に持って行って食べます。
がしかし、各席に設置されているタブレットから注文してもOK。
目の前に並ぶおかずを見ながら好きなのを取って、足りなければorタブレットでしか注文できないものがあれば、後からタブレットで注文してもいいと思います。
ここで選んで清算したご飯やおかずを、先ほどの万葉庵に持ち込んでもいいそうです。
万葉の湯 町田館の朝食
朝食は、夕食と同じ場所の「朝食ビュッフェ」です。
宿泊じゃなくてもお金を払えば利用できます。
そこら辺のホテルにある朝食ビュッフェよりも全然よかった。
ジュースも飲み放題です。
万葉の湯 町田館の館内施設
全席TVモニターを完備のリラックスルーム(4階は女性専用)や、
プレミアム会員だけが利用できるプレミアムルーム、
インターネットコーナーや
読書処、エステやマッサージ…まさに癒しの館ですよ。
小さい子供がいるご家族には4階のゲームプラザもおすすめ。
ここで遊ぶゲームもすべて、
リストバンドで専用のコインを購入するので現金は不要。
1枚100円で、5枚から購入できます。
これが専用コイン。
5枚セットだから、あと1回で確実にUFOキャッチャーの景品が取れる!という期待感MAXのときも5枚購入しないといけない。
術中にハマってかなりコインを購入してしまった…。
楽しかったから良しとしよう。
そしてゲームプラザの奥には、
キッズランドがあります。
ボールプールに滑り台という、小さな子供にとってはカレーとハンバーグみたいな最強コンビもあります。
あとは、7階フロント前にあるお土産コーナーも良かった。
万葉の湯 町田館のチェックアウト(〜11:00)
①カードキーを入れましょう。
②リストバンドで自動清算しましょう。
リストバンドもこちらに返却で完了。
早くて便利。
チェックアウト時間は11:00ですが、チェックアウト後も館内に滞在して入浴したりリラックスルームを利用することができるありがたさ。
チェックアウト時に退館用バーコードレシートをもらいます。
チェックアウト後も館内に滞在する人は、最終的に出るときにこのバーコードをピッとさせれば退館時間を管理できる…という感じなのかな。
万葉の湯 町田館のクーポン
万葉の湯の割引クーポンは公式ホームページにあります。
食事付きだとか岩盤浴だとか宿泊だとか、いろんな用途に合わせたクーポンがたくさん出ています。
ぜひチェックして、お得に利用しましょう!
他にもLINEに登録しておけば、定期的にお得な情報が配信されてくるのでおすすめですよ!
■町田館クーポン:https://www.manyo.co.jp/machida/couponlist
■町田館公式LINE:https://page.line.me/mdu1991t
万葉の湯 町田館の無料送迎シャトルバス
東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅から徒歩12分ほどの距離にありますが、
駅から無料送迎シャトルバスも出ています。
- グランベリーパーク改札を出てすぐ右。
- 突き当たりの東急ストアを左。
- 10mほど進み右側に進む
- 階段を下りる。
- 階段を下りた付近でお待ちください。
また、小田急・JR横浜線町田駅からも無料シャトルバスが出ていて、町田駅着・発のバスはいずれも南町田グランベリーパーク駅を経由します。
荷物が多めだったり、小さい子がいるときはすごく助かる!
車内には各席にパンフレットが設置されているので、道中、各施設の予習をして楽しむのもいいかもしれません。
運行スケジュールはこちらから確認できます↓
町田館の無料送迎バス:https://www.manyo.co.jp/machida/access
車で利用される方は、敷地内駐車場があるので、駐車券スタンプをフロントで受けましょう。
万葉の湯 町田館のまとめ
冒頭に戻りますが、「万葉の湯」の破壊力をナメていました…。
いろんな驚きとともに、とても満足のいく宿泊体験を得ることができました!
そもそも宿泊できることすらロクに知らなかったし。
いわゆる大浴場のお風呂・サウナ以外にも、岩盤浴やリラックスルルームや読書処やマッサージ・エステ、そして食事が満足できるレベルにあるのはすごい。
館内ですべて完結してしまうっていう。
贅沢を言うと、部屋で飲み食いできる自販機とか氷とかがもう少し充実していると嬉しい。
あと朝食付きだとしても未就学児(4歳)の宿泊費約5,000円はもう少し安くてもいいのかなぁと。
子供も大満足でしたけどね。
いずれにせよ、滞在中はここまでかっていうくらいグータラし放題で、癒やされました。
行ったことない方には、大おすすめです。
▼東京・湯河原温泉 万葉の湯 町田館
住所:〒194-0004 東京都町田市鶴間7-3-1(Googleマップ→)
最寄駅:東急田園都市線 南町田グランベリーパーク駅から徒歩12分
駐車場:あり
URL:https://www.manyo.co.jp/machida/