暗黒街の帝王アル・カポネとの戦いを描く映画「アンタッチャブル」。クライマックスの大階段は手に汗

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こんにちは、80年代~90年代の映画が好きな1201(@1201yokohama)です。

アンタッチャブル」をじっくり観たのは高校生以来(約20年ぶり!)でしょうか。これが出世作となるアンディ・ガルシアはこの役だったのかとちょっと衝撃。何となしに観ていたことがよく分かる20年前でした。

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目次

映画「アンタッチャブル」ブライアン・デ・パルマ(1987)

映画「アンタッチャブル」のパッケージデザイン
禁酒法時代(1920~33年)のアメリカ・シカゴを舞台に、ギャングのボスとそれを検挙しようと目論む捜査チームの戦い。主任捜査官だったエリオット・ネスの自伝を基に製作されています。

監督は、ギャングやら麻薬やらを主題にした、アル・パチーノ主演「スカーフェイス(1983)」や「カリートの道(1993)」、トム・クルーズの大ヒット作「ミッション:インポッシブル(1996)」第1作を監督したブライアン・デ・パルマ。大御所中の大御所です。

キャスト・あらすじ

監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケビン・コスナー、チャールズ・マーティン・スミス、アンディ・ガルシア、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー
製作:1987年

【あらすじ】
禁酒法下のシカゴを舞台に展開する財務省特別捜査官エリオット・ネス(ケビン・コスナー)率いるチーム“アンタッチャブル”と暗黒街の帝王アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の戦いを描く、往年の名作TVシリーズを映画化したパラマウント映画75周年記念作品。
ブライアン・デ・パルマ監督の華麗な映像テクニックと共にケビン・コスナーの魅力がブレイク「ゴッドファーザー以来のギャング映画の名作」と絶賛された大ヒット作。

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ケビン・コスナー(公開当時33歳)とアンディ・ガルシア(同31歳)は、この「アンタッチャブル」が出世作となります。
元々フランク・ニッティ(カポネ側の白スーツ)を演じるはずだったアンディ・ガルシア。その雰囲気と演技力からアンタッチャブル側のジョージ・ストーン役に抜擢され、ケビン・コスナー同様、今作(特にクライマックスの大階段のシーン?)によって一躍注目されるようになり、そのままずっと売れっ子に。

ショーン・コネリーとロバート・デ・ニーロという大御所俳優もさることながら、この“若手2人”を輩出したことが映画としても不朽の名作になっている一因では。

「アンタッチャブル」の感想とか

やっぱりおもしろかった!
不朽の名作って、いつ観ても本当におもしろいね!と確信する作品。

若手役者の2人

今でこそ、主役級4人が出揃っている!とも言えますが、当時は主役のケビン・コスナーとアンディ・ガルシアはほぼ無名。当人たちの実力はさることながら、それをうまく生かす配役、脚本のおもしろさ、演出、見せ方によって出世作に成り得たんだと思います。
特に有名も有名、クライマックスの“ポチョムキンの階段”はオマージュとは言えカッコ良かった。オマージュ史に残る名シーンなのでは。

ポチョムキンの階段

ソビエト連邦で製作されたセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の「戦艦ポチョムキン(1925)」という映画に、“オデッサの階段”と呼ばれる映画史に残る有名シーンが出てきます。

映画「戦艦ポチョムキン」のオデッサの階段シーン

(引用:Wikipedia)

大階段で虐殺が行われている中、母親の手を離れた乳母車が落ちていくというシーン。その落下のわずかな時間に大量の虐殺が行われたという“時間の感覚”を強調する、とても有名なシーン。

それと同じようなシーンが「アンタッチャブル」のクライマックスシーンにあり、シカゴのユニオンステーションの大階段で撮影が行われました。
この緊迫感のあるクライマックスの演技では、先述のケビン・コスナーとアンディ・ガルシアの演技が光っているので、このシーンがあったからこその出世作ともいえるほど重要なシーンになっています。

映画「アンタッチャブル」に登場したアメリカシカゴのユニオンステーション階段

「アンタッチャブル」に登場したシカゴ ユニオンステーションの階段

自伝に基づく脚本

ケビン・コスナーが演じた主人公エリオット・ネスの自伝に基づいた話(脚色あり)に加え、有名なアル・カポネという人物が対象ということもあって、よりストーリーに親近感が出たこともあるのではと思います。いっぱしのヤンキーにもならない一般ピーポーの僕でさえ、アル・カポネの名前は聞いたことありましたから。

ベテラン役者の2人

ケビン・コスナーとアンディ・ガルシアの2名を輩出、ということもありますが、脇を固めたショーン・コネリーとロバート・デ・ニーロの存在感も多分に好影響です。あの安定感と演技力は頼もしいに他ならない。現にショーン・コネリーは「アンタッチャブル」でアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。
ロバート・デ・ニーロにいたっては、アル・カポネになりきるため髪の毛を剃って生え際を後退させているほど。昔の映画雑誌には「髪の毛を抜いて生え際を後退~~」って書いてあって、毛根からいけるデ・ニーロかっけぇと思っていましたが、どっちが真相なのでしょう。
 
1987年の映画。今から32年前ですね。
ケビン・コスナーも爽やかイケメン青年で時代を感じますが、どんなに時代を感じても良い映画は良い、ということです。

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