歴史的外観を活用「横浜郵船ビル」2027年にホテルとして開業へ

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横浜市は、日本郵船創業50年を記念して1936年に建てられた、クラシックな外観が印象的な古典主義様式建築の「横浜郵船ビル」を、105件目の横浜市認定歴史的建造物として認定し、宿泊・レストラン・バンケットを備えたホテルとして活用することを発表しました。

日本郵船ビル、旧横濱ビルの再開発イメージ
隣接する「横濱ビル」跡地には高層ビルが予定

開業予定は2027年春、築90年を超える建物がホテルに生まれ変わることとなります。

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目次

横浜郵船ビルホテル 工事概要

横浜市中区海岸通り地区の横浜郵船ビル外観写真
日本郵船歴史博物館が入る横浜郵船ビル

横浜港の玄関口として海運の発展に寄与していた横浜郵船ビル。
2003年には、建物1階部分が日本郵船歴史博物館として改装され、日本郵船の歴史を伝え、市民に親しまれてきました。

2023年より横浜郵船ビルの位置する海岸通り地区で進められている再開発事業の一環として、歴史的、建築的、景観的価値を考慮して外観を保全しつつ、ホテルとして新たに開業。

ホテル運営は、任天堂旧本社社屋と建築家・安藤忠雄氏設計監修の新建築が融合したホテル「丸福樓(京都市)」、青山ベルコモンズ跡地に生まれたホテル「THE AOYAMA GRAND HOTEL(東京青山)」などを手がけた、ホテル・レストラン・ウェディング事業を国内外に展開する株式会社Plan・Do・Seeが行います。

◾️所在地
横浜市中区海岸通三丁目9番1号(Googleマップ→

◾️建物規模
地上4階建て
敷地面積 5,507.14㎡、延床面積 7,163.25㎡

◾️開業時期
2027年春(2026年秋竣工予定)

都市再生特別地区(海岸通り地区)都市計画について

海岸通り地区のまちづくり

日本郵船株式会社と三菱地所株式会社、株式会社宇徳の3社によって提案された、都市再生特別地区(海岸通り地区)都市計画。

日本郵船歴史博物館が入居する横浜郵船ビル、隣接する横濱ビル、BankART studio NYKとして使用されていた日本郵船横浜海岸通倉庫、旧 創造空間万国橋SOKOを4つの区分に分け、ホテルやオフィス、インキュベーション施設、文化施設、店舗などが入るビルを形成、2027年の供用開始を目指します。

当該地区をA-1地区、A-2地区、A-3地区、B地区の4地区に区分するこの計画。

【A-1地区】
戦後の横浜初の高層ビル横濱ビルと、BankART studio NYKとして使用されていた日本郵船横浜海岸通倉庫
→オフィス、インキュベーション施設、文化施設、店舗などが入る高さ約100mの高層ビルが建設(2027年供用開始予定)

【A-2地区】
日本郵船歴史博物館が入る横浜郵船ビル
→歴史的な建築物のため保存してホテルなどとして活用(2027年供用開始予定)

【A-3地区】
→広場、ホテル付帯施設として活用

【B地区】
創造空間万国橋SOKO
→広場、オフィスや店舗などが入る株式会社宇徳の新社屋として2025年4月に開業

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