みなとみらいで進むホテルの建設計画と比較して、ずっと進展が見られなかった再開発計画「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画(MMタワー)」がついに動き出しました。
→【追記】施設名称が「横浜コネクトスクエア」に決定しました。
「横浜コネクトスクエア」は地上27階建ての高層ビルとなり、三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミアやオフィス、店舗などがテナントとして入り、2023年7月のグランドオープンを目指します。
場所は、みなとみらいの三菱重工横浜ビルの隣、住宅展示場跡地、家具・インテリアのニトリみなとみらい店の向かい側ですね。
横浜コネクトスクエア
本事業では、みなとみらい地区の中心街区であり、高層建築が建ち並び風格ある沿道景観を形成する、みなとみらい大通りの中核にあたる37街区において、地区最大級の基準階面積や制振構造による質の高い大規模オフィスビルとインバウンド需要に対応した良質なホテルを供給します。
また、ペデストリアンデッキから繋がる回遊性のある歩行者動線を整備し、みなとみらい地区の歩行者ネットワークの拡充を図るとともに、歩行者空間沿いに商業施設等を配し、地区のにぎわい促進に貢献します。
■名称(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画→(仮称》MMタワー
→ 横浜コネクトスクエア
■所在地
横浜市西区みなとみらい3-3-3
■建築規模
高さ約150m、地上27階・地下1階
■建築用途
事務所、店舗、ホテル、駐車場(254台)
■事業主体
合同会社KRF48
(ケネディクス・パナソニックホームズ・鹿島建設による特別目的会社)
■完成時期
2023年7月グランドオープン予定
みなとみらい21中央地区37街区の開発経緯
高さ151.9m、33階建ての三菱重工横浜ビル。
つまり三菱重工横浜ビルとほぼ同じ高さのビルがすぐ横に建てられるイメージです。
かつての三菱重工横浜造船所の跡地に建てられたこの三菱重工横浜ビルは、その名の通り三菱重工業の持ちビルで、もともと横にもう一棟の本社機能を有するビルを建設してツインタワーとする計画がありました。それもあえなく景気後退の影響で延期に。
ツインタワー建設予定地には、暫定施設として住宅展示場「横浜ホームコレクション」が開設し、結局そのまま現在まで営業を続けています。
2013年9月になって、「みなとみらい21中央地区37街区II期棟計画(仮称)」としてツインタワー計画が再始動しましたが、2017年竣工予定となっていたものの、またもや未着工のまま時間が過ぎ…
なんと2017年3月、三菱重工横浜ビルとその隣接地(現 住宅展示場)が売却されました。最終的には、今回の再開発のために作られた合同会社KRF48によって保有。ちなみに三菱重工横浜ビルには「三菱みなとみらい技術館」なども入居していますが、売却後は賃貸にて入居を続けているそうです。
そして2018年5月、「みなとみらい21中央地区37街区開発計画(仮称)」として、地上28階建て、高さ150mの超高層複合ビル建設計画が再々復活。2023年3月の竣工を目指して、2019年10月着工予定となっています。
→【追記】着工は2020年4月1日に延期されました。
当初の三菱重工横浜ビルのツインタワー構想とは事業主体もコンテンツも異なりますが、20年の歳月を越え“ツインタワー”がお目見えします。
みなとみらい21中央地区37街区が完成するまでの様子
(仮称)MM37タワーの着工前から完成までの様子を不定期で更新していきます。
2020年4月の様子
完成予定は3年後なので、まだまだこれから長い道のりが待っています。
2020年9月の様子
2021年6月の様子
段々と組み上がってきています。
いずれは奥のビルと同じくらいまでになると思うと…。
出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/common/001341639.pdf)