横浜関内に日本初の「純木造」高層ビル、大林組の次世代型研修施設「Port Plus」として誕生

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株式会社大林組は、神奈川県横浜市に「これからの知を育む場」をコンセプトとした自社の次世代型研修施設として、高層純木造耐火建築物「Port Plus(ポートプラス)」を建設しました。

大林組の次世代型研修施設イメージ写真

みなとみらい線日本大通り駅からすぐ、中区弁天通2丁目に位置し、純木造耐火建築物としては国内最高となる高さ44m(11階建て)となっています。

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目次

次世代型研修施設「Port Plus」の概要

高層純木造耐火建築物「Port Plus(ポートプラス)」の内観画像
(出典:大林組公式サイト)

木材を利用することでCO2排出量の削減と、環境に配慮した施工を実現

「Port Plus」は、1,990m³の木材を使用しており、これにより約1,652tのCO2を長期間、安定的に固定することができます。さらに、材料製作から建設、解体・廃棄までのライフサイクル全体では、鉄骨造と比べて、約1,700t(約40%)のCO2削減効果があります。

また、地上構造部材にコンクリートを使用しないため、コンクリート打設時の粉じんやほこり、大きな騒音などを抑制でき、周辺環境に配慮した施工を実現しました。

耐火性と耐震性を確保する技術を採用

「Port Plus」は、木材の耐火性や高層化による耐震性への課題に対し、3時間耐火を実現した構造材「オメガウッド(耐火)」や、鉄骨造やRC造と変わらない強度・剛性を確保するための接合法「十字形の剛接合仕口ユニット」など、当社独自の開発技術を採用しました。これにより、木の持つ課題を解決するとともに、新たな都市木造建築の姿を実現しています。

木の特性を活かしたウェルネスな空間を提供

建物内部はフロアごとに集合研修やディスカッション、個人でのワークスペースなどの用途を定め、使用目的に沿って木や緑、光を使った五感を刺激する空間を演出し、心身を整え、「これからの知を育む場」となるよう木の特性を活かしたしつらえとしています。

さらに、ZEB Ready認証やCASBEE横浜Sランク、FSC®プロジェクト認証(FSC-P001889)を取得したほか、現在WELL認証や LEED認証の本認証(プレ認証取得済み)をめざしており、循環型社会を具現化したサステナブル建築となっています。今後、自社の次世代型研修施設として、企業文化の醸成や発信はもとより、心身を健康に保つウェルネスな空間での活発なコミュニケーションにより、新たなイノベーションの創出につなげていきます。

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