山梨県北杜市：日本名水百選「三分一湧水」も癒しと歴史が満載

山梨旅行の道中にフラッと立ち寄った「三分一湧水児童公園」の向かいに、この場所の由来となった「三分一湧水」がありました。

三分一湧水／さんぶいちゆうすい

この時は立ち寄っただけということもあり、“三分一”の意味や由来をろくに知りませんでした。知っていれば一番重要な写真を撮り損なうという失態はなかったのに…。

“三分一”の由来

この『三分一湧水』というのは農業用水の堰で、水争いが激しかった時代、豊富な水量を誇る八ヶ岳の湧水を下流にある3つの村に均等に配分するべく、武田信玄によって作られたそうです。

湧き出るところに三角石柱を置き、3方向（写真の左、真ん中、右奥）へ均等に水を分岐させたという伝説。極めて単純だけど、とてもスマート。

1日に約8,500トンという豊かな湧水量を誇り、水温は年間を通して10℃をキープ。そして日本名水百選にも選ばれているそうです。すぐ近くの「三分一湧水館」では、その名水を使った蕎麦も味わえます。

公式サイト→ 三分一湧水館はこちら

癒しの水路

平日ということもあり、人もまばら。

のどかな雰囲気。

この１本１本がそれぞれの村まで延びていたんでしょうか。

そう考えると感慨深い。

道をはさんで、写真右奥のところが「三分一湧水館」。

この近隣に行かれる方は、この「三分一湧水」と「三分一湧水館」、そして小さいお子さんがいる方は「三分一湧水児童公園」で遊ぶのを強烈におススメします。

三分一湧水

住所	〒408-0031 山梨県北杜市長坂町小荒間292-1
最寄駅	八ヶ岳高原線『甲斐小泉駅』から徒歩10分