横浜市は、横浜文化体育館の施設老朽化に伴い再整備事業を実施し、2024年4月を完全開業予定とする「横浜ユナイテッドアリーナ(メインアリーナ)」と「横浜武道館(サブアリーナ)」および、民間収益事業施設を建設する計画を進めています。

2施設の計画ですが、イベント開催の空白期間をなくすためメインアリーナに先行して、サブアリーナ施設である「横浜武道館」が、2020年7月24日(金)開館します。

サブアリーナの完全供用開始を見届けた後、“横浜文体”の通称で親しまれてきた横浜文化体育館(2020年9月6日閉館)はメインアリーナとして生まれ変わるべく、解体工事に入ります。

横浜武道館について
横浜武道館はサブアリーナ施設と、民間収益施設で構成されます。
所在地:横浜市中区翁町2-9-10
▼サブアリーナ施設
・1階:武道場(約500席)・多目的室
2階:アリーナ(約3000席)
・駐車場:54台
・延床面積:14,514㎡
▼民間収益施設
・地上7階
・延床面積:7,600㎡
・用途:病院
※2020年10月より、誰でも気軽に参加できる各種スポーツ教室・文化系教室を開催する予定です。
1階の武道場には、柔道や剣道が4面確保できるスペースがあり、大会だけではなく、個人や団体での練習にも利用できます。
また壁面に鏡が設置されている多目的室は、ダンス系の利用にも最適。
プロジェクターを使用した会議や研修会場として使えるよう、スクリーンも設置されています。
2階のアリーナは、市民のスポーツ練習・大会、文化イベントだけでなくプロチームの試合にも対応しています。
横浜武道館:外観イメージ


横浜武道館:内観イメージ




横浜文化体育館再整備事業とは
老朽化した横浜文化体育館の建て替え、および周辺施設の整備・運営計画です。

具体的には、この2つ。
メインアリーナ:横浜ユナイテッドアリーナ
現横浜文化体育館を解体し、跡地に大規模アリーナ施設「横浜ユナイテッドアリーナ」を建設。同敷地内には、民間収益事業としてホテル・飲食店なども予定。主導はスターツコーポレーション株式会社。
所在地:横浜市中区不老町2-7
▼メインアリーナ施設
・地上3階
・延床面積:15,514㎡
▼民間収益施設
・地上7階
・延床面積:4,158㎡
・用途:ホテル、飲食店、店舗、駐車場
※横浜文化体育館の建設工事サイトには、「横浜ユナイテッドアリーナ」ではなく「メインアリーナ」の表記しかないので、まだ仮称なのかもしれません。
サブアリーナ:横浜武道館
旧横浜総合高校跡地に、「横浜武道館」を建設。同敷地内には、民間収益事業として病院も予定。主導は一般社団法人日本海員掖済会。
所在地:横浜市中区翁町2-9-10
▼サブアリーナ施設
・1階:武道場(約500席)・多目的室
2階:アリーナ(約3000席)
・駐車場:54台
・延床面積:14,514㎡
▼民間収益施設
・地上7階
・延床面積:7,600㎡
・用途:病院
※2020年10月より、誰でも気軽に参加できる各種スポーツ教室・文化系教室を開催する予定です。
イベント開催の空白期間をなくすため、「横浜武道館(サブアリーナ)」を先に開業し、2020年9月の現横浜文化体育館を閉館後、解体→メインアリーナの建設へ移行。そして2024年4月に「横浜ユナイテッドアリーナ」を開業する予定となります。
横浜武道館ができるまで[写真あり]
横浜武道館の着工から完成までの様子を不定期に更新していたので、当時のコメントと一緒にご紹介。
2019年5月の様子


「建築主」欄にあるけど、横浜文体の会社って「株式会社YOKOHAMA文体」って言うんですね。初めて知った。
竣工が2020年9月となっていますが、東京五輪に向けて3ヶ月前倒しとなり2020年6月竣工予定となりました。
→【追記】オリンピック自体が1年延期に。
2019年8月の様子

2020年6月の様子

完成。
あとは開業を待つのみです。

ただ、非常に読みにくい看板なのは気のせいかな。
真正面からじゃないと可読性が低め。
横浜武道館施設まとめ
東日本大震災で少なからず影響を受けた横浜市でもあるので、メインアリーナの方の横浜文体解体は老朽化と言われるとどうしようもない。
横浜武道館の方は、横浜総合高校跡地なのであまり感慨深さはない…かな。
とにかく完成が楽しみ。


みなとみらい・関内エリアに、またホテルとコンサートホールが増えますね。
