みなとみらい線を管轄する横浜高速鉄道は、「元町・中華街駅」の終点側にトンネル構造で車両留置線を整備する計画を進めています。
みなとみらい線車両留置場計画について
車両留置場は、鉄道の運行に使用する車両を夜間などに留め置く施設ですが、車両を留置するだけでなく、引き上げ線としても活用することができ、定時運行の確保や運行トラブル時の早期ダイヤ回復などにも有効です。
車両留置場計画予定地
計画線形は元町・中華街駅の先で、港の見える丘公園側へカーブし、大部分が公園敷地内の地下となる見込み。曲線部は約210m、分岐部は約100m、車両留置部は約270mで総延長約580mの計画です。
駅近傍の住宅地付近で約25m~30m、港の見える丘公園付近で約50m、トンネル終端部で約19~26mとなっています。
みなとみらい線車両留置場計画概要
現在、みなとみらい線では相互直通先である東急東横線元住吉駅に隣接する車庫の一部を借地しているものの、2019年1月に契約が期限を迎えることとなり、代替の車両留置場を確保する必要が生じたことが経緯。
区間
神奈川県横浜市中区元町一丁目~新山下二丁目
延長
約580m
構造形式
地下式(トンネル構造)
留置本数
10両編成 × 4編成
事業費
150億円
完成時期
未定
まとめ
カナロコの市会予算特別委員会からの報告では、公明党の議員が「横浜環状鉄道(中山、二俣川、東戸塚、上大岡、根岸、元町・中華街駅を新たに結ぶ構想)の具体化に弾みがつくものと期待している」とコメントしたらしいですね。
僕もこの留置場建設のニュースを読んだ瞬間は、「横浜環状鉄道の布石か?!」と思いました。
だがしかし、はまれぽの取材では、“今回の留置場は横浜環状鉄道の延伸とは無関係”と出ていた。いつか状況が変わって、ここから延伸……という日は来るのでしょうか。
[jin-iconbox10]■当記事内の文章・画像引用
横浜高速鉄道株式会社お知らせ[2018年12月17日付]:みなとみらい線車両留置場の整備計画を進めています[/jin-iconbox10]