横浜市の新市庁舎や横浜北仲ノット、アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉など、隣接する横浜みなとみらい地区のホテル建設ラッシュと同じくらい建設が活発化している横浜北仲通地区ですが、このたび新たな建設計画が動き出しました。
横浜北仲通地区の区画で言うとA-1・A-2地区、超高層マンション「ザ・タワー横浜北仲」もある横浜北仲ノットの向かい、結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」の隣の場所。
この両地区を一体化させ、大和地所と住友不動産が事業者となり、共同住宅と宿泊施設(コンラッド横浜)を主要用途に、延べ約9万7,000㎡、最高高さ150mの超高層ビルを建設する計画となります。
当初の予定(2021年着工→2025年の完成)より遅れて、2023年4月着工→2026年11月30日の完成を目指します。
(仮称)北仲通北地区A1・A2地区プロジェクト概要
当初は、北仲通北地区にあるA1とA2を別棟として計画されていたようですが、統合してのプロジェクトに変更されたようです。
高層階に住宅マンション、低層階に宿泊施設コンラッド横浜が予定されています。
最高高さが150m、低層部分が45mということなので、横浜市庁舎のような建物外観になるのではないでしょうか。
もともと横浜みなとみらいには、ランドマークタワーを頂点としてなだらかにスカイラインを描くデザインがあり、北仲通地区においてもザ・横浜北仲タワーを頂点としてビル群を形成する景観ザインが定められているため、当プロジェクトと同時期に行われているB-1地区プロジェクトも、高さが150mに設定されています。
■所在地
神奈川県横浜市中区北仲通6丁目103番地
■用途
共同住宅184戸、宿泊施設、駐車場396台
■建築規模
地上40階・地下2階/高さ150m
■面積
・建築面積=約5,474㎡
・延床面積=約97,081㎡
■工期日程
2026年11月30日完成予定
横浜北仲通北A-1・A-2地区について
北仲通地区では現在、北仲通地区は都市計画道路「栄本町線(通称:みなとみらい大通り)」を境に、北地区と南地区で再開発構想が段階的に進行中。
正式名称は「北仲通北再開発等促進地区地区計画」で、横は新市庁舎や商業施設「北仲ブリック&ホワイト」などが誕生しました。
その一角に結婚式場の「ノートルダム横浜みなとみらい」があり、隣接する場所がA-1・A-2区画となります。
ノートルダム↔北仲ブリックを接続する歩道橋が、横浜市庁舎の北仲クロスデッキまで伸びる予定です。
(仮称)北仲通北地区A1・A2地区プロジェクト 建設工事の様子
当地区の建設工事状況を、完成まで不定期で更新していきます。
2020年6月の様子
2021年着工のはずが、すでにワチャワチャしていました。
掲示してある「建設業の許可票」には、輸送設備の総合メーカー「日本ケーブル株式会社」と、桜木町のロープウェイ事業者「泉陽興業株式会社」の名称があったので、
本計画の着工までは、ロープウェイ事業の資材置き場になっているのではないでしょうか。
2023年11月の様子
横浜北仲通北A-1・A-2地区 まとめ
みなとみらい線「馬車道駅」から横浜新市庁舎へ続く1c出口に展示されている以降もそうですが、歴史的建造物や遺構も数多く残る北仲通地区。
と同時に国から特定都市再生緊急整備地域(横浜駅・みなとみらい・北仲通地区周辺)の指定を受けていることで、=再開発ラッシュ地区にもなっています。
基本的に建設中に出土した遺構などは保存・展示を行っています。
A-1・A-2地区の建設工事中にも何かしら出てきそうですが、横浜開港からの歴史が点在する街の名残をこれからもずっと残してほしいものです。
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