みなとみらい線「馬車道駅」に新築移転の横浜市役所低層部にオープンした、フードホールやブック&カフェ、食堂など19店舗から成る商業施設が「LUXS FRONT(ラクシス フロント)」です。
1階・2階フロアに分かれており、1階には数店の飲食店が集まり「もとまちユニオンフードホール」を形成、2階にはレストランやお土産ショップなどが入ります。
実際に行ってみてグルグル巡ってみましたが、結局フードホールでご飯を購入し、1階外のテラス席で食べましたが…風が気持ち良くてとても良かった!今の時期だと密も防げるし一石二鳥でおすすめです。
ラクシス フロントについて
横浜市新市庁舎商業施設運営事業予定者に選定された京急電鉄が、横浜市とともに商業施設整備の目的である「まちのにぎわいや活力の創出」、「来訪者等の利便性の向上」を目指し、計画を進めてたのが当施設「LUXS FRONT(ラクシス フロント)」。
「YOKOHAMA PREMIUM PUBLIC(横浜市民が共有する付加価値の高いパブリックスペース)」をコンセプトに、水辺環境という希少な空間を活かしながら、これまで横浜市役所へ訪れる機会のなかった方々も、日常的に訪れ、憩える場づくりを行います。
また、夜のシーンや土休日も横浜市民の暮らしをサポートし、次世代の公共施設として、幅広い使われ方が可能となる市庁舎を目指しています。
ラクシス フロントに行ってみた
1階フロア
横浜市庁舎は大岡川沿いにあり、水辺テラスも充実していて気持ちいい。
他にもセブンイレブンやマツモトキヨシも1階に入っています。
道路を挟んだ向かいの「北仲ブリック&ホワイト」にも、桜木町駅の新しい駅ビル「シァル桜木町アネックス」にも、横浜駅の「ニュウマン横浜」にも入るスタバ。いずれも2020年6月開業。
もはや商業施設にはマストなのか…。
個人的に楽しみだったのが、横浜の地産地消や、新たな横浜を提案する店舗など、横浜・元町発祥の「もとまちユニオン」がセレクトしたこだわりの「もとまちユニオンフードホール」。
モーニングからランチ、ディナーへの対応とともに、充実のテイクアウトで来庁者だけでなく、市庁舎およびその周辺で働く方々や近隣住民にも、普段使いしやすいラインナップとなります。
お弁当もいろいろありましたね。
では「もとまちユニオンフードホール」内を紹介します。
- ベーカリー「ル・ミトロン」
- バーガーカフェ「フレッシュネスバーガー」
- モダンドイツ料理「シュマッツ・ビア・スタンド」
- 中華そば「横浜中華そば 維新商店」
- 和食・洋食「横浜市場食堂」
- ミニスーパーマーケット「もとまちユニオン」
フードホール内には、ミニスーパーマーケット「もとまちユニオン」を含めて6店舗あり、1店舗はcoming soonだったので、もう1店舗増える予定なのかな。
“和食・洋食”となっている「横浜市場食堂」には、
洋食の「洋食グリル エトナ」と和食の「かねせい」があります。
今回は妻が「かねせい」で海鮮丼を購入。
僕らが滞在したあいだ、全然人が来ていなかったので「仕事終わりにク~ッと飲めるお店じゃないと集客むずかしいのかな…?」とか勝手に邪推していましたが、食べてビックリ、本当においしかった!
ここは必ずリピートします。
休憩場所の意味合いを持つフードコートと違って、趣向を凝らした飲食店舗が集まる“フードホール”の特性からか、オシャレな作りでワイワイガヤガヤのにぎわいも創出されていました。
混雑するとすれ違うときも気をつけないといけないような通路で狭く感じるものの、楽しさがギュッと詰まったような感じでもあります。
2階フロア
1階の飲食店はフードホールとスターバックスですが、2階には各店独立したレストランがあります。
- フレンチ コンチネンタル「Universal Dining ONE」
- イタリアン「リトラーネオ」
- 和風創作料理「TSUBAKI食堂」
- 本格四川料理「麻婆豆腐発祥の店 陳麻婆豆腐」
- 寿司と山形蕎麦「海風季(かぶき)」
- ライフスタイルショップ「SUI」
- 和菓子・珍味・米菓「お菓子の太子堂」
- おみやげ「ヨコハマメモリーズ」
- ブック&カフェ「HAMARU」
桜木町駅から続く歩道橋「さくらみらい橋」から入ったところに3店舗連続しているのが、おみやげ「ヨコハマメモリーズ」、和菓子・珍味・米菓「お菓子の太子堂(たいしどう)」、ライフスタイルショップ「SUI」。
→【追記】2020年12月末でSUIは閉店となりました。
そしてその区画には、ブック&カフェ「HAMARU(ハマル)」もあります。
1869年に横浜で創業した丸善が創る初めてのブック&カフェで、セレクトされた本、雑貨、音楽に囲まれて本格派のコーヒーを楽しめます。
2階の水辺デッキは、広々と続いているので開放感があります。
このまま、みなとみらい大通りをまたいで「北仲ブリック&ホワイト」方面まで接続される予定らしいですが…いつになるのだろうか。
→【追記】2021年中に供用開始予定と発表されました。
3階フロア
厳密に言うと3階は「ラクシスフロント」ではありませんが、ご紹介します。
障害者の就労の場の確保、障害者に対する市民理解を深めることを目的とする“横浜市ふれあいショップ事業”の「marine blue(マリンブルー)」があります。
「ラクシスフロント」とは違った、大開口の窓からみなとみらいの景色を見ながら休憩できるスポットです。
■マリンブルー
座席:26席
営業時間:月曜~金曜 7:30~20:00
他に3階には、
大きな窓からみなとみらいの絶景スポットが見渡せる無料の休憩所「市民ラウンジ」があって、ここもおすすめ。
天気がいい日はもっと絶景ですよ。
テラス席で風に吹かれながらビール三昧
どこでご飯を食べよう…と巡り巡っていると「外で食べたい」と言い出す息子。
ただでさえ汗だくで、クーラーの聞いた室内でのんびり食べようと思っていただけに、、、「うそーん…」と思いつつ息子に従いテラス席へ。
結果、
テラス席、すごく良かった。
解放感と、
心地よさ。
ドイツ料理店「シュマッツ・ビア・スタンド」で買ったクラフトビールを飲みながら談笑している人も多かった。
あと、同じフードホール内の「もとまちユニオン」でお酒を調達しての満たしている人もいました。
2階にもテラス席があります。
川辺にもベンチがたくさんあるので夜は心地よくておすすめです。
ラクシス フロント施設概要
■施設名称
LUXS FRONT(ラクシス フロント)
ラクシス フロントの由来
「Luxury=贅沢、気品や上質さ」と「Oasis=訪れた人々が、心から”豊かさ”と”安らぎ”を感じられる空間」で、市民が繋がり、開かれていく新たな「FRONT=指標」となる先進的な共生空間を目指す想いを込めて、横浜市が策定したもの。
■所在地
横浜市中区本町6丁目50番地の10
みなとみらい線馬車道駅直結、JR・市営地下鉄桜木町駅徒歩3分
■延床面積
約3,000㎡(後方施設部分含む)
■店舗数
19店舗
■営業時間
ラクシスフロント開放時間:7:00~23:00 ※営業時間は店舗によって異なります。
馬車道駅直結通路開放時間:4:50~25:00
土日も営業
■施設開業日
2020年8月5日(水)グランドオープン
※一部店舗は開業済みで、8月17日(水)にも数店オープン予定です。
ラクシス フロントのテナントまとめ
少し前に横浜市の新市役所に入る事業予定者は京急に決定したと聞いていましたが、予想より多くの店舗がテナントとして入りました。
この商業施設自体を京急が管理するとのことなので、みなとみらいに京急グループ本社ビルを移転させたり、53街区の構成企業に名を連ねたりと、京急が横浜で本気を出してきた…と勝手に感じています。
横浜市役所職員や関係者という巨大な就業人口が上層階に担保されているので、集客という意味では強みがあるのではないでしょうか。
それこそランチ需要も高いと思います。ディナータイムは、お酒とおつまみで談笑しながら飲むみたいな利用者が多いと思うので、横浜市場食堂の「かねせい」のようなTHE食事!のお店は厳しいのかな…と勝手に思いましたが…ランチが強ければ問題ないのかな。美味しかったので長く続いて欲しい!
横浜北仲通地区の再開発もアツいですが、同時期には馬車道駅に「横浜北仲ノット」、桜木町駅に駅ビルの「JR桜木町ビル(CIAL桜木町ANNEX)」が誕生し、商業施設コレットマーレの大幅リニューアルも行われています。
新型コロナウィルスの影響により暗いニュースが続いてきましたが、これで少しは明るくなるのではと期待。
税金税金とかいろいろ言われているものの、完成すると決まっているものに批判ばかりしても楽しくないので、納税者として?楽しみます!