こんにちは、JR桜木町駅の駅ビル(と言っても過言ではない?)JR桜木町ビルに入るシァル桜木町アネックスが好きな1201(1201yokohama)です。好きな理由は、あまり人がいないから。
今回は同ビル1階にできた、横濱ならではの文明開化と食文化をテーマにした「Food hall KITEKI – steam whistle –(フードホール キテキ -スチームホイッスル-)」について紹介します。
【steam whistle】…スチームホイッスル(=汽笛)
「フードホール キテキ」が入るJR桜木町ビルは、新しい改札口「新南口(市役所口)」からほぼ直結で行き来できます。
今回利用したディナー以外にも、モーニング(同ビル内ホテルメッツ宿泊者専用)、ランチ、カフェ利用としても活用できる駅近の新たなスポットです。
CIAL桜木町ANNEX「フードホール キテキ」について
開港以来、多くの異文化を取り入れながら独自の世界観を築き上げ発展をした港町“横濱”。
そして日本初の鉄道路線である新橋駅 – 横濱駅(現桜木町駅)間が、1872年9月12日に開業しました。
「“URBAN YOKOHAMA” ALL DAY DINING」をコンセプトに、店内に汽車をモチーフとした要素を盛り込み、“横浜ならでは”の食文化を表現する5つの専門店が集結したのがこのフードホール。
外にはテラス席もありました。
店内は5店舗の共通席で、フードホール形式となっています。
ちなみに最近増えてきた「フードホール」と「フードホール」って微妙に違うらしい。
全店共通席なのは同じですが、
・フードホール…趣向を凝らした客単価高めな複合レストラン(大人向け)
・フードコート…均一化されたファストフード感覚の集合体(ファミリー向け)
そもそもフードコートは商業施設やショッピングセンター来訪者に向けた飲食・休憩機能の意味合いが多いので、飲食店目当てのフードホールに比べると、営業時間が圧倒的に短い…という点も違いです。
そういうわけで、この“フードホール”キテキも大人の人に向けたフード空間となっています。
もちろんファミリー層でも全然大丈夫ですし、お子様メニューもあります。
ちなみに「フードホール キテキ」の運営は、NIJYU MARUや甘太郎、牛角、かっぱ寿司を傘下に持つコロワイドグループ。
鉄道発祥の地であることをオマージュし、寝台列車のようなオリエンタルなラグジュアリースペースや調理車両をイメージしたファサードによる店内空間の演出がなされています。
また、炭坑を運んだ汽車の荷台“バンカー”を再現したバーエリアには、日本初のビール醸造が行われたことやアイスクリームの発祥の地であることをオマージュした大きなビールタンクとミルクタンクが天井にディスプレイされています。
CIAL桜木町ANNEX 「フードホール キテキ」店舗紹介
「フードホール キテキ」は時間帯によって、モーニング(6:30~10:30/宿泊者専用)、ランチ(11:00~16:00)、ディナー(17:00~23:00)に分けられています。
日本で初めて牛鍋屋が開かれるなど、牛肉文化発祥の地である横濱でその名を冠した「横濱ビーフ」、 鶏一羽一羽が自由に暮らせるように平飼いにこだわったブランド卵「SAGAMIKKO」、 丹沢山系を臨む自然豊かな土地で飼育された「相模豚」など神奈川県産のこだわり食材を仕入れています。
HUNGRY MINERS(ハングリー・マイナーズ)
“HUNGRY MINERS”は腹ぺこな炭鉱夫の意。
横濱ビーフを始め、さがみ豚など神奈川産のお肉とともにボリューム満点な “薪焼きグリル” が特徴です。
THE COOK V(クック・ヴィ)
クック・ヴィ クック・ヴィ
ノスタルジックな洋食屋より、横濱発祥といわれるナポリタンを始め、こだわりの洋食の数々を提供します。
Have A Break(ハブ・ア・ブレーク)
ハブ・ア・ブレーク ハブ・ア・ブレーク
横濱小野ファームのミルクを使用したアイスとデザートガレットのお店。
COAST LINE(コーストライン)
コーストライン コーストライン
本格感がありながらカジュアルなベーカリー。毎日店内でクロワッサンを焼いています。
BUNKER BAR(バンカー・バー)
バンカー・バー バンカー・バー
大きなビールタンクが特徴。お酒を楽しむビアバーです。
CIAL桜木町ANNEX「フードホール キテキ」体験レポート
オープンして2回ほどディナー利用をしたので、そのときの様子や思ったことなどを書いてみます。
「フードホール キテキ」が入るシァル桜木町アネックスの1階には、日本初の鉄道路線にちなんで旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」があり、
鉄道開業時の展示物や、実際に当時走行していた機関車の復元展示も行われています。
その「旧横ギャラリー」横にも、
フードホールへの入口があります。
ホテル宿泊者もこの入口を使う感じですね。
店内すぐにベーカリーの「コーストライン」があります。
店内利用以外にもテイクアウトもできるので、クロワッサンをお持ち帰りするのもおすすめです。
フードホールと言うと、独立したお店の集合体ですが、ここは店舗の境やスタッフの区別がつきにくくてちょっと分かりにくい。
5店舗あるものの、実質は1つの業者が5店舗異なるブランド(店舗)を展開している形なので、スタッフは5店舗共通のようです。だからちょっとこっちが混んでいたら、こっちのお店に人がいない…みたいな状況も数回ありました。
注文から食べるまでの流れ
席を確保する「KEEP」札があるので、まずは席を確保しましょう。
注文から食べるまでの流れはこんな感じ↓
- 席を確保する。
- メニューを決める。
- お店に行って店員さんに注文する。全部の店のを食べたければ5店舗回る。
- セルフレジで会計する。
- 注文ができたらモニターに番号が表示されるので取りに行く
- 食べ終わったら返却口へ
各店舗、レジがタッチパネルに見えるので、タッチパネル注文かなと一瞬思いますが、実際はスタッフに口頭注文です。支払いはセルフレジ。最近スーパでよく見かける、お金払うときだけ自動レジのやつです。
利用した2回とも平日夜で混雑してなかったからか、注文商品ができたら持ってきてくれたし、食べ終わったら片付けてくれました。基本はセルフなのかな。
各テーブルには、5店舗のメニューが1冊になったメニュー(冊子)があります。
そこから選んで、食べたいお店に行って注文しましょう。
フードホールには珍しくキッズメニューもあります。
大人の方向けな店舗・メニューが揃っているので、お子様メニューの存在はありがたかい。
今回はいろいろ迷った挙げ句、すこぶる空腹な上、オープンして初来店というおめでたさ(こじつけ)にあやかり、「ハングリー・マイナーズ」の肉やナポリタンをチョイス。
各店舗に行って注文を伝え、支払いをしたら、
水はセルフで用意。
あとは食べるだけ。
こんもりお肉。
おいしくないわけがない。
美味。
別店舗の具だくさんなナポリタンも食べました。
懐かしさはあったけれど、個人的にはちょっと薄めだったかな?
食後は、これまた別店舗(ハブ・ア・ブレーク)でショコラオランジュを。
これは美味しかった。
あと個人的に凝っているなと思ったのが、店内奥にあるトイレ。
店内からトイレに至るまで導線としてレールがあしらわれていたり、
トイレ入口の引き戸のレールが車輪になっていたり。
これはすごくオシャレでしたよ。
CIAL桜木町ANNEX フードホール「キテキ」施設概要
■所在地
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-93 CIAL桜木町ANNEX1階(→Googleマップ)
■営業時間
11:00〜23:00(L.O. 22:30)
・モーニング6:30~10:30(L.O.10:00)※宿泊者専用
・ランチ11:00~16:00(L.O.15:00)
・ディナー17:00~23:00(L.O.22:30)
CIAL桜木町ANNEX フードホール「キテキ」まとめ
北改札の既存施設、シァル桜木町に比べるとテナント数が圧倒的に少ないという印象はありますが、あくまでも“アネックス=別館”と捉えて、フードホールや成城石井、スターバックスがあるところと思えば良いスポットです。
人もあまり多くないので個人的には好きですね。
あの暗かった鉄道創業の地記念碑周辺が整備され、明るくなったことだけでも個人的にはうれしいことです。
ただ「フードホール キテキ」としての感想は、余計なお世話ですが「集客大丈夫かな…?」と心配に。
すぐ近くに同時期に開業した横浜市役所内商業施設ラクシスフロントと比べると、、、かわいそうなのかなとも思うけれど、「いろんなお店が集まったフードホール」感が薄い印象。
フードホールの好きなところって、複数店舗が集まったワチャワチャ感なんですよね、個人的に。それが「フードホールキテキ」には薄く…“(5店舗合わせて)1店舗のレストランがある”という感覚と言いますか。
フードホールなのに、まず注文方法で戸惑ってしまうのはそれが原因なのかなと勝手に思いました。
でもシァル桜木町アネックス一帯の雰囲気はすごく好きなので、末永く続いて欲しいものです。