横浜みなとみらいエリア最大の緑地公園である臨港パーク先端部の整備がようやく動き始めました。
臨港パーク先端部等の整備として、緑地先端部に、緩やかな曲線に沿った親水護岸を整備し、先端部にはベイブリッジを臨むシンボリックな展望ゾーンを設け、観光船が発着する桟橋の整備や、CO2を吸収する「ブルーカーボン」としての機能も担う藻場・浅場、人工海浜、岩場などの造成も整備します。
2024年度は引き続き、親水護岸の上部や人工海浜等の整備を行うとともに、臨港パークとパシフィコ横浜との接続デッキについて、橋脚や上部工事などを進め、2025年度の完成を目指します。
2024年度の横浜市予算案では、臨港パーク先端部等の整備に対して、埋立事業会計だけで3億4,196万円が計上されています(2023年度予算では9億4,000万円)。
臨港パーク先端部等の整備について
港を一望できる景観が広がり、多くの来街者で賑わうみなとみらい21地区のシンボルでありながら、防災空間としての機能も担っている臨港パーク。
その中でも長年、未整備のまま手つかず状態が続き、整備の方向性が固まっても延期が続いていた先端部の整備事業がついに始動しました。
臨港パーク先端部、基本計画の概要
臨港パーク先端部には人工海浜や展望ゾーンを設置するほか、赤潮の発生原因となる窒素やリンを吸収し水質を改善させるアマモや貝殻の生息を促す藻場(もば)・浅場(あさば)を整備予定とします。
基本計画は、「景観・自然・新たな交流が楽しめる、賑わいある親水空間を創出」。
- みなとみらい21地区の景観や都心臨海部の立地特性を最大限活かした、新たな観光スポットを形成
- 人が憩い、海に触れながら自然観察や環境学習を行えるエリアとして整備
- 新たな交流やライフスタイルが生まれる施設を導入
- 民間活力の導入により、より魅力的な活動・体験空間を創出
とりあえず現在の先端部の様子を写真でお届けします。また進捗あれば更新予定です。
未整備の敷地って想像していたより断然広いんですね!
臨港パーク内では、ほかにも民間業者による複合施設Yokohama Timber Wharfも進んでおり、こちらも工事が行われております。
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