桜木町駅前から横浜ワールドポーターズをつなぐ日本初の都市型ロープウェイで、全長約630m、最高高さ約40m、運賃は大人1000円・子供500円。
営業時間は10:00〜22:00となります。
※コロナ次第で変動するので必ず公式サイトで確認して下さい。
事業主体はコスモワールドを運営する泉陽興業で、建設・運営も同社が担うため公費負担はなく、むしろ土地の有償貸与をしています。
横浜都心臨海部(東神奈川・横浜駅・みなとみらい21・関内関外・山下ふ頭周辺)において移動自体が楽しく感じられる多彩な交通サービス案を民間事業者から募集。
その中の1つが、JR桜木町駅前から横浜ワールドポーターズの運河パークまでをつなぐ、みなとみらいのロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」です。
距離にして約630mと短いものの、みなとみらいの夜景を“移動しながら見れる”、とてもおすすめな“観光アトラクション”です♪
大観覧車コスモクロック21や入園料無料の遊園地「よこはまコスモワールド」と同じ会社(泉陽興業株式会社)が運営しているため、観光やデート利用におすすめな「ロープウェイ+大観覧車(コスモクロック21)セット料金」もあります。
昼間は、散策しながら遊び回って、ロープウェイで夜景を見ながら桜木町駅に帰る…なんて使い方が最強かもしれません。
※個人的見解です。
よこはまコスモワールドは、休園日があるのでご注意下さい!
当記事では、ヨコハマエアキャビンの場所や料金、ルートなどについて体験レポートを書いてみたいと思います。
YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)の乗り場を紹介
ヨコハマエアキャビンの乗り場である駅舎は2ヶ所、桜木町駅(桜木町駅前広場)~運河パーク駅(横浜ワールドポーターズ前)にあります。
この駅の区間、約630mを、汽車道に沿って約5分間かけて運行します。
この汽車道、線路が埋め込まれていますが、これは初代横浜駅(現在の桜木町駅)~横浜港駅[※](現在の赤レンガ倉庫)間で実際に使用されていた線路で、赤レンガ倉庫まで続いています。赤レンガパークには復元・保存された横浜港駅の旅客ホームもありますよ。
[※]横浜港荷扱所として開設され、1920年に横浜港駅に昇格。
そんな汽車道を見下ろしながら、歴史ある横浜の土地を眺めてみるのも良いかもしれません。
せっかくなので、昼と夜に乗ってそれぞれの表情を楽しんできました!
横浜エアキャビンの体験レポート【昼 編】
まずは昼から。
JR桜木町駅の乗り場は西口側にあり、北改札・南改札どちらからでも数十秒で行けます。
ちなみに桜木町駅舎の前には、「ポケふた」の鋳物製ピカチュウマンホールがあります。
桜木町駅のチケット売り場は2階にあります(運河パーク駅は1階)。
券売機と有人窓口どちらでもいいですが、観覧車とのセット料金は窓口だけなのでご注意。
このチケット自体が領収書にもなるようですね。
今回は僕と妻と息子の3人片道利用だったので、2,500円。
「入口がワールドポーターズ、出口が桜木町のアトラクション」と考えれば、貴重な体験もできるし1人1,000円の価値は感じられます♪
チケットを買ったらQRコードを入場ゲートにかざして、奥へ進みましょう。
キャビンはマジックミラーみたいな表面なので、外から中が見えにくくて良いです。
基本的には相乗りらしいのですが、コロナの影響もあって、当分は1ゴンドラ1グループで運行するそう。
下から見てたときは「8人乗りにしては小さいなぁ…」と思っていたゴンドラも近くで見てみると意外と広い…とは言え、知らない人と向かい合わせのゴンドラはハッチャケられないので、1ゴンドラ1グループは嬉しいですね!
では、いざみなとみらいの空へ!
駅舎から出る瞬間は、これまで見て来たみなとみらいの景色とは全然違う感覚でちょっと感動しました。
駅舎は2階レベルとそんなに高くないため、下を走るバスや車が近い!
最も高い地点が地上40mなので、どんどん上昇していきます♪
このあたりが最高地点かな?
チラリと横を見ると、
結婚式場のノートルダムが眼下に!
桜木町駅を振り返るとこんな感じ。
約630mは、あっという間。
あとは下るだけ。
汽車道を歩くのも気持ち良さそうです。
運河パーク駅に到着!
帰りは、夜のロープウェイを体験してみたいと思います!
横浜エアキャビンの体験レポート【夜 編】
夜は、ガラリと雰囲気が変わります。
LEDで彩色されているゴンドラ。
ちなみに横浜ワールドポーターズの2階デッキからも直接アクセス可能です。
ただチケットは1階で購入する必要があります。
運河パーク駅のチケット売り場は1階。
往復券を持っている人はスルーです。
チケットを購入したら2階へ行き、
QRコードを入場ゲートにかざして…いざロープウェイへ!
爽やかな昼の雰囲気とは全然違う!
幻想的というか、昼とは違ったワクワク感が斬新でした!
やはり“夜景”の魅力は強いなーと実感。
そうこうしているあいだに終りが近づいてきました。
観光客の方は一番高い頂点あたりがピークで、地元民は駅舎を出る瞬間がピークかも笑。
後者は「みなとみらいにロープウェイがあるぅ〜!」みたいな興奮です。
横浜エアキャビンのおすすめ利用方法
お昼にはお昼の景色・良さがあるのは間違いない。
がしかい、個人的には夜景は捨てがたいなと。
なので、横浜みなとみらいに観光やデート、遊びで来られる方は、ロープウェイと大観覧車のセット券がおすすめです。
それおぞれ別々に購入するとロープウェイ片道1,000円&観覧車900円ですが、ロープウェイ+観覧車のセット券だと1,500円でお得なんです!
みなとみらいの新港地区、ハンマーヘッドやマリン&ウォーク、赤レンガ倉庫、横浜ワールドポーターズ、カップヌードルミュージアムなどで遊び倒すのであれば、セット券を購入しましょう!
昼にロープウェイに乗って、夜に観覧車に乗る
または、
昼に観覧車に乗って、ロープウェイに乗る
この作戦がおすすめです。
ワールドポーターズの屋上から大観覧車をボーっと眺めて、大観覧車に乗って、ロープウェイで帰れば素晴らしいデートコースかも♪
ロープウェイと観覧車のセット券は、ロープウェイ有人窓口での販売になります。
YOKOHAMA AIR CABINと大観覧車「コスモクロック21」の営業日・営業時間は異なる場合がありますのでセット券ご購入の際はご注意ください。
横浜エアキャビンの料金や営業時間
■名称
YOKOHAMA AIR CABIN/ヨコハマエアキャビン
■運行開始
2021年4月22日(木)
■ルート
桜木町駅(桜木町駅前広場)~運河パーク駅(横浜ワールドポーターズ前)
既存の歩行ルート「汽車道」沿いに約630mを運行(片道5分)
■営業時間
10:00〜22:00
※コロナ次第で変動するので必ず公式サイトで確認して下さい。
■運賃(3歳未満は無料)
【YOKOHAMA AIR CABIN】
片道券:大人 1,000円、子ども(3歳~小学生) 500円
往復券:大人 1,800円、子ども(3歳~小学生) 900円
※団体割引=1割引き、障がい者割引=半額(ご本人とおとなの介護者1名まで)
【YOKOHAMA AIR CABIN+大観覧車「コスモクロック21」セット券】
片道セット券:大人 1,500円、子ども(3歳~小学生) 1,200円
往復セット券:大人 2,300円、子ども(3歳~小学生) 1,500円
※自動券売機ではなく有人窓口で販売します。
YOKOHAMA AIR CABINと大観覧車「コスモクロック21」の営業日・営業時間は異なる場合がありますのでセット券ご購入の際はご注意ください。→よこはまコスモワールド営業カレンダー
■ゴンドラ
全36基(定員8名、バリアフリー対応・冷房完備・夜間景観を演出)
支柱:地上2基(高さ約10m)、海上3基(高さ約30~40m)
■運営会社
泉陽興業株式会社(よこはまコスモワールド 運営会社)
■公式サイト
YOKOHAMA AIR CABIN
みなとみらいのロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」まとめ
当記事では、横浜みなとみらいに誕生した日本初、世界最新の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN/ヨコハマエアキャビン」について書きました。
決して距離は長くないですが、歴史ある汽車道の上を運行するロープウェイから、凝縮したみなとみらいの景色を一気に眺められます。往復割引や、大観覧車コスモクロック21とのセット料金なども上手く使いながら乗ってみるのがおすすめです。
あくまでも個人的な見解ですが、“YOKOHAMA AIR CABINは横浜みなとみらいの観光利用として良い”と思います。
横浜市民からはいろいろな意見がありますが、
(1)「日常の移動手段」ではなく「観光のアトラクション」である
(2)民間事業者による運営のため建設・運営の税金負担なし
この2点に留意していれば、値段が高い・距離が短いなどの溜飲も下がる…はず?
とりあえず横浜市の観光活性化のためと思って、応援したいと思います。
昼と夜のみなとみらいの表情をお得に&雰囲気を持って楽しめますよ♪
水上タクシー「シーバス」や連節バス「ベイサイドブルー」、水陸両用観光バス「スカイダック」などを使って、横浜を満喫して下さい♪
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